八戸市議会 > 1994-12-01 >
平成 6年12月 定例会−12月01日-01号
平成 6年12月 定例会−12月01日-目次

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  1. 八戸市議会 1994-12-01
    平成 6年12月 定例会−12月01日-01号


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    平成 6年12月 定例会−12月01日-01号平成 6年12月 定例会 議事日程第一号  平成六年十二月一日(木曜日)            午前十時開議 第一 会議録署名議員の指名 第二 会期決定 第三 議会案第七号   哀悼決議 第四 議案第百二十九号 人権擁護委員候補者に推薦する者につき意見を求めることについて    議案第百三十号  平成六年度八戸一般会計補正予算    議案第百三十一号 平成六年度八戸自動車運送事業会計補正予算    議案第百三十二号 平成六年度八戸市立市民病院事業会計補正予算    議案第百三十三号 平成六年度八戸国民健康保険特別会計補正予算    議案第百三十四号 平成六年度地方卸売市場八戸魚市場特別会計補正予算    議案第百三十五号 平成六年度八戸食肉処理場特別会計補正予算    議案第百三十六号 平成六年度八戸都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算    議案第百三十七号 平成六年度八戸学校給食特別会計補正予算    議案第百三十八号 平成六年度八戸都市計画下水道事業特別会計補正予算    議案第百三十九号 平成六年度八戸公共用地取得事業特別会計補正予算    議案第百四十号  平成六年度八戸都市計画駐車場特別会計補正予算
       議案第百四十一号 平成六年度八戸中央卸売市場特別会計補正予算    議案第百四十二号 平成六年度八戸老人保健特別会計補正予算    議案第百四十三号 平成六年度八戸霊園特別会計補正予算    議案第百四十四号 平成六年度八戸農業集落排水事業特別会計補正予算    議案第百四十五号 八戸公会堂条例の一部を改正する条例制定について    議案第百四十六号 八戸職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定について    議案第百四十七号 八戸手数料条例の一部を改正する条例制定について    議案第百四十八号 八戸市税条例の一部を改正する条例制定について    議案第百四十九号 八戸市立幼稚園入園料及び保育料徴収条例の一部を改正する条例制定について    議案第百五十号  八戸文化教養センター条例の一部を改正する条例制定について    議案第百五十一号 八戸市立学校学校医学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例制定について    議案第百五十二号 八戸体育館条例の一部を改正する条例制定について    議案第百五十三号 八戸武道館条例の一部を改正する条例制定について    議案第百五十四号 八戸屋内スケートリンク条例の一部を改正する条例制定について    議案第百五十五号 八戸屋内トレーニングセンター条例の一部を改正する条例制定について    議案第百五十六号 八戸スポーツ研修センター条例の一部を改正する条例制定について    議案第百五十七号 八戸公民館条例の一部を改正する条例制定について    議案第百五十八号 八戸視聴覚センター条例の一部を改正する条例制定について    議案第百五十九号 八戸博物館条例の一部を改正する条例制定について    議案第百六十号  八戸農業研修センター条例の一部を改正する条例制定について    議案第百六十一号 八戸農村環境改善センター条例の一部を改正する条例制定について    議案第百六十二号 八戸農業集落排水処理施設条例の一部を改正する条例制定について    議案第百六十三号 地方卸売市場八戸魚市場条例の一部を改正する条例制定について    議案第百六十四号 八戸水産総合管理センター条例の一部を改正する条例制定について    議案第百六十五号 八戸看護婦養成所条例の一部を改正する条例制定について    議案第百六十六号 八戸福祉センター条例の一部を改正する条例制定について    議案第百六十七号 八戸市民保養所条例の一部を改正する条例制定について    議案第百六十八号 八戸市立集会場条例の一部を改正する条例制定について    議案第百六十九号 八戸家庭奉仕員派遣手数料徴収条例の一部を改正する条例制定について    議案第百七十号  八戸老人いこい家条例の一部を改正する条例制定について    議案第百七十一号 八戸老人福祉センター条例の一部を改正する条例制定について    議案第百七十二号 八戸勤労身体障害者体育施設条例の一部を改正する条例制定について    議案第百七十三号 八戸斎場条例の一部を改正する条例制定について    議案第百七十四号 八戸霊園条例の一部を改正する条例制定について    議案第百七十五号 八戸廃棄物処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定について    議案第百七十六号 八戸市立市民病院条例の一部を改正する条例制定について    議案第百七十七号 八戸市営住宅条例の一部を改正する条例制定について    議案第百七十八号 八戸都市公園条例の一部を改正する条例制定について    議案第百七十九号 八戸健康運動センター条例の一部を改正する条例制定について    議案第百八十号  八戸下水道条例の一部を改正する条例制定について    議案第百八十一号 八戸非常勤消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定について    議案第百八十二号 市有財産の無償貸付けについて    議案第百八十三号 土地の買入れについて    議案第百八十四号 公有水面の埋立てに係る意見について    議案第百八十五号 訴えの提起について 第五 認定第二号    平成五年度決算の認定について     ───▲・▼───  本日の会議に付した事件 議事日程に同じ     ───▲・▼─── 出席議員(三十五名)    一番  田名部 和 義 君    二番  工 藤 雄 剛 君    三番  伊 藤 彰 亮 君    四番  秋 山 恭 寛 君    五番  佐々木 秀 男 君    六番  工 藤 智 幸 君    七番  吉 田 淳 一 君    八番  山 口 広 道 君    九番  伊 藤 圓 子 君   一〇番  中 村 文 男 君   一一番  笹 倉 啓之介 君   一二番  前 澤 時 廣 君   一三番  山 内 正 孝 君   一四番  大 館 恒 夫 君   一五番  吉 田 博 司 君   一六番  東 野 礼 二 君   一八番  清 水 悦 郎 君   一九番  荒 川 重 雄 君   二〇番  藤 川 友 信 君   二一番  田名部 定 男 君   二二番  神 田 洋 一 君   二三番  内 城 国 雄 君   二四番  中 村 元 博 君   二六番  谷 地 先次郎 君   二七番  中 村 当次朗 君   二八番  西 野 陽 一 君   二九番  苅 田 重一郎 君   三一番  小笠原 要 七 君   三三番  越 田   巌 君   三四番  岩 織 政 美 君   三五番  大久保 忠 亥 君   三六番  上 村 武之助 君   三七番  松 田 岩 雄 君   三九番  斉 藤 健 治 君   四〇番  玉 懸 忠 国 君   ───────────── 欠席議員(二名)   一七番  坂 本 美 洋 君   二五番  上 田 善四郎 君   ───────────── 地方自治法第百二十一条による出席者
      市長      中里 信男君   助役      須藤 昭雄君   収入役     福井 政美君   企画部長    北澤 美達君   総務部長    工藤 俊雄君   財政部長    村手  聡君   経済部長    金子 英夫君   健康福祉部長  川越 精作君   生活環境部長  伊藤 公隆君   建設部長    日影  廣君   都市開発部長  宇部  晃君   教育長     巻  長吾君   教育部長    松川 芳男君   自動車運送事業管理者           安藤 行夫君   市民病院事務局長           八並 壽雄君   監査委員    荒谷 勇一君    ───────────── 出席事務局職員   事務局長    船越  進   次長      漆澤  惇   議事課長    大高 勝武   課長補佐    荒谷 正孝   議事班長    菅原 勝彦   主任主査    工藤  哲   主査      千葉 憲志     ───▲・▼───   午前十時一分 開会 ○議長佐々木秀男 君)これより平成六年十二月八戸市議会定例会を開会いたします。  直ちに、本日の会議を開きます。     ───▲・▼─── △日程第一 会議録署名議員の指名 ○議長佐々木秀男 君)日程第一会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第八十一条の規定により、議長において、十番中村文男議員、二十九番苅田重一郎議員を指名いたします。     ───▲・▼─── △日程第二 会期決定議長佐々木秀男 君)日程第二会期決定を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会会期は、本日から十二月十九日までの十九日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長佐々木秀男 君)御異議なしと認めます。  よって、会期は十九日間と決定いたしました。     ───▲・▼───    追悼演説議長佐々木秀男 君)皆様に御報告いたします。  本議会議員河村正太郎氏は、去る十月十三日逝去されました。まことに哀悼痛惜の至りであります。  この際、本議会を代表して弔意を表するため、玉懸忠国議員から発言の申し出があります、これを許します。  登壇願います。  〔四十番玉懸忠国君登壇〕 ◆四十番(玉懸忠国 君)八戸市議会を代表し、去る十月十三日御逝去なされました八戸市議会議員従五位勲四等、故河村正太郎議員のみたまに対し、あなたの最も愛した八戸市議会議場において、お別れのごあいさつをするに当たり、感慨を禁ずることができず、ここに謹んで哀悼の意を表する次第でございます。  あなたは、昨年一月、体調を崩され、入院なされました。自来一年九カ月間という長い闘病生活に入られたのでありますが、その間における、奥様を初め御家族の献身的な看護もむなしく、薬石効なく、ついに御他界なされたのであります。人生無常の世とはいえ、余りにもはかない現実ではございませんか。  この突如として起こったあなたの御最期に、河村家御一族様方にとりましては、お気持ちの動転をお隠しすることのできないほどの大きなショックではございませんでしょうか。奥様やお子様方は、つえとも柱とも頼む最愛の夫を失い、慈父を失われたのでありますから、その寂しい御心中、御落胆のさまは察するに余りあります。  その最悪の苦境を御子息の正栄様を中心に、ここに心境を新たにし、一家結束、父の子として一家の和合を期しておらるることとお見受けいたしておるところでございます。  この悲しみのどん底から、河村さん、あなたの御意志を守り抜こうとする、この雄々しい御家族のお姿、さすがは河正さんの御家族と心から感じ入る次第でございます。ここに改めて御家族様方に対し、心からお悔やみを申し上げたいと存じます。  我々にとりましても、今ここに、とわの別れを告げなければならないとは、“死生命あり”とは申しながらも、これは何と非情な運命でありましょうや。  ただいまこの壇上に立ちまして、皆様と相対するとき、私にはこの議場に一つの空席、三十八番をはっきりと認めるのでございます。その席には白いユリの花がきれいに飾られております。その花が、さも寂しげに、三十八番の主であったあなたを見送っているがごとく、天に向かってさようならを告げているようなさまに見受けられ、まことに粛々とした気持ちでいっぱいであります。  ありし日の、その三十八番の席から、あの気迫あふれる元気な口調のあなたの雄弁に、市民の方々は、耳を傾けると同時に、庶民的なあなたの姿に、限りない親しみを感じ取られたことではないでしょうか。  今そのあなたが、ここに七十三歳の意義ある生涯を閉じられたのであります。既に住む世界をたがえ、とこしえに相まみえることができないのであります。もうあなたの明るい顔を見、愉快なお話を聞かせていただくこともできなくなりました。思えば、ただ涙のほかはありません。まことに哀惜の情にたえず、痛恨またおくところ知りません。  あなたは、その性質、剛毅果断、一見実にぶこつな方に見えるようでありますが、あなたの心の内は実に温情あふれるお人柄であるという反面、事仕事に対するときには、火の燃えるような情熱と一貫した正義感をもって終始なされてまいりました。不偏不党、あくまでも是々非々主義の上に立って、市民の切実な要請に直結した市行政を切望され、自己の所信に対しては、いかなる逆境に立っても、あくまでもこれを追求し、ついにはこれを実現するという、驚くべき粘り強さの気骨の持ち主でもありました。  ふだんは悠然たる風格を示しおり、事正義に発する問題となるや、猛然として強い意志を示すという南部人特有の情熱を秘められるところのあなたに対し、私は心からなる信頼と尊敬の念を強うしているところであります。  私は、今さら何も申し上げる余地はありませんが、私にとって最も心残りは、議長交替期にちょうどあなたが体調を崩され、入院中という時期に直面し、まことに残念ながら議長に推挙することのできなかったということであります。  あなたは八戸地区環境整備組合八戸地区広域事務組合のそれぞれの議会議長を歴任されました。その議長職は隣接十数カ町村からそれぞれ選出された議員によって組織される組合議会議長職であります。その議長職は、八戸市議会にとりましても最も重要な職責の一つとしている役職でありました。その役職を、あなたは立派に務め上げられたのであります。  私も組合議会議員の一人として、あなたとともに組合議会活動に参画してまいりました。あなたの組合議会議長としての議会運営進行は、実に見事なものでありました。そういうあなたをよく存じ上げている私でございます。八戸市議会議長職にぜひ一度はついていただき、議会活動に貢献くださることをお願いいたしたいと思っておった一人でございました。残念ながらその願いもむなしく消え去ってしまったのでございます。  中国の『菜根譚』の一節に『交友すべからく三分の侠気を帯ぶべし』とありますが、現代のような世知辛い世の中では、あなたのような世話好きといいますか、男気のある方と申しますか、余りお目にかかることはございません。  今の私は、何か大切な中心がなくなったように空虚なものがあって、何とも言い知れぬ寂しさを感じ、今さら愛着思慕の念の深刻なるものを覚ゆるのでございます。今や幽明界を異にし、あなたの気迫に満ちたまなざしに接するすべもありません。ここに満腔の敬意と限りなき感謝の意を表せんとするものであります。  過日、あなたの今日までの数々の御功績が認められることとなり、従五位勲四等瑞宝章の追叙のごさたが下されました。このことに関しては、私は一つ一つその内容を申し上げるまでもなく、国の認めるところのあなたの実績なのでございます。願わくはもって瞑されんことを。  河正さん、お名残惜しゅうございます。数々の思い出が走馬灯のように頭の中を駆けめぐり、いかに申しましょうともお名残惜しいのでございます。我々八戸市議会は、八戸市の発展と市民の幸せを願い、全力を尽くすことを相誓い、ここにあなたの御功績をたたえ、その威風をしのび、安らかな御冥福をお祈り申し上げ、最期のお別れといたします。  以上申し述べまして、追悼の言葉といたします。  〔四十番玉懸忠国君降壇〕     ───▲・▼─── △日程第三 議会案一件上程 ○議長佐々木秀男 君)日程第三議会案第七号哀悼決議を議題といたします。  提出者から提案理由説明を求めます。  中村元博議員  〔二十四番中村元博君登壇〕 ◎二十四番(中村元博 君)ただいま上程されました議会案について提案理由説明をいたします。  故河村正太郎議員は、当市議会議員として二十七年間、すぐれた政治識見と寛闊な心をもって議会活動に精励し、市民福祉の増進に貢献されました。その御活躍に対しまして議員一同衷心から畏敬の念を抱いておったのであります。  今、八戸市議会は、ここに得がたき人材を失ったことは、まことに痛惜の念にたえません。  よって、本議会は、故人のみたまに深く哀悼の意をささげたいと存じまして、哀悼決議を提案した次第であります。  案文を朗読いたします。   ─────────────   議会案第七号  哀悼決議   八戸市議会議員河村正太郎君は、去 る十月十三日逝去せられました。   まことに痛恨の極みであり、哀惜の 情にたえません。
      ここに八戸市議会の決議をもって恭 しく哀悼の意を表します。   平成六年十二月一日 八戸市議会   ─────────────  〔二十四番中村元博君降壇〕 ○議長佐々木秀男 君)これより議会案第七号哀悼決議を採決いたします。  本案を原案のとおり決するに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長佐々木秀男 君)御着席願います。  起立総員であります。  よって、議会案第七号は満場一致をもって可決されました。     ───▲・▼───    諸 報 告 ○議長佐々木秀男 君)この際、諸報告をいたします。  市長から、地方自治法の規定に基づいて議会に対し、八件の報告がありました。  また、監査委員からは、定期監査の結果報告がありました。  次に、議会関係ですが、去る十月十四日、斉藤健治議員が、三十五年以上市議会議員として、地方自治振興発展に寄与したゆえをもって、自治大臣から感謝状を贈呈されました。  以上、報告いたします。     ───▲・▼─── △日程第四 議案五十七件及び日程第五認定一件一括上程議長佐々木秀男 君)日程第四議案第百二十九号人権擁護委員候補者に推薦する者につき意見を求めることについてから議案第百八十五号訴えの提起についてまで及び日程第五認定第二号平成五年度決算の認定についてを一括議題といたします。  市長から提案理由説明を求めます。  市長  〔市長中里信男君登壇〕(拍手) ◎市長中里信男 君)提案理由説明に先立ちまして、一言申し上げます。  去る十月十三日、八戸市議会議員河村正太郎氏が御逝去されましたことは、まことに悲嘆の極みであります。ここに改めて御遺族皆様方に対しまして、衷心より哀悼の意を表します。  ただいまは、玉懸忠国議員から追悼の言葉がありまして、さらに満場の賛成をもって哀悼決議が可決されました。  市長といたしましても、七期二十七年余にわたり市勢伸展のために御尽力くださった御功績をしのび、二十四万市民を代表し、謹んで御冥福をお祈り申し上げる次第でございます。  それでは、ここに平成六年十二月八戸市議会定例会の開会に当たり、上程されました議案の主なるものについて、その概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと存じます。  まず、議案第百二十九号は、法務大臣の委嘱に係る一人の人権擁護委員任期満了に伴い、引き続き豊田美代氏を、また、委員が一人増員されることに伴い、新たに石田秀雄氏を、人権擁護委員候補者として推薦することについて意見を求めるものであります。  次に、議案第百三十号平成六年度八戸一般会計補正予算について御説明申し上げます。  今回の補正予算の編成に当たっては、企業立地促進補助金を初め、市民病院事業会計及び自動車運送事業会計に対する助成金老人福祉の充実を図るための経費、九月の大雨・台風に係る災害復旧費のほか、一般職員給与等改定に伴う所要の経費を中心に、当面予算措置を要するものについて計上いたしました。  その結果、歳入歳出予算補正額は三億四千七百七十六万八千円となり、既決予算と合計いたしますと、総額は七百五億七千九百九十七万六千円となるものであります。  以下、歳出から計上した主なるものについて申し上げます。  総務費については、新たに市民病院跡地利用検討委員会設置経費を計上したほか、利子及び寄附金を充当し、財政調整基金社会福祉基金こどもの国建設基金等への積立金を追加計上いたしました。  民生費については、生活保護費並びに老人福祉の充実を図るための老人デイサービス事業及び在宅介護支援センター事業に係る施設整備費補助金等を追加計上いたしました。  衛生費については、市民病院事業会計への負担金及び出資金並び清掃指導員市内全域に設置するための経費を追加計上したほか、八戸圏域水道企業団に対する国の補助決定に伴い、出資金を減額いたしました。  労働費については、国の補助決定に伴い、シルバー人材センター補助金を追加計上いたしました。  農林水産業費については、八戸漁港修築事業負担金を追加計上いたしました。  商工費については、新たに(仮称)八戸FAZ推進協議会負担金を計上したほか、企業立地促進補助金及び中小企業特別保証制度保証料補助金を追加計上いたしました。  土木費については、除雪経費、3・4・20街路改良事業費及び八戸物流拠点化推進経費を追加計上いたしました。  教育費については、小中学校の樹木保護のため、天狗巣病対策経費を計上いたしました。  災害復旧費については、九月十五日から十六日にかけての大雨及び九月十八日から二十日にかけての台風による河川及び漁港施設災害復旧事業費を計上いたしました。  諸支出金については、自動車運送事業会計に対する補助金を追加計上いたしました。  以上が歳出予算の概要でございますが、これに対する歳入といたしましては、国・県支出金寄附金繰越金等をもって措置いたしました。  次に、特別会計補正予算について御説明申し上げます。  議案第百三十五号平成六年度八戸食肉処理場特別会計補正予算については、処理場駐車場用地を取得するための経費を計上いたしました。  議案第百三十八号平成六年度八戸都市計画下水道事業特別会計補正予算については、八戸都市管渠築造工事費を追加計上いたしました。  次に、条例案等について御説明申し上げます。  議案第百四十五号、議案第百四十七号から議案第百五十号まで及び議案第百五十二号から議案第百八十号までの三十四件は、いずれも費用負担公平確保を図るため、各施設使用料及び各種手数料について、その額の改定等をするためのものであります。  議案第百四十六号は、国家公務員等給与改定に準じ、職員給料月額並びに扶養手当及び住居手当の額並びに期末手当支給割合改定をするためのものであります。  議案第百八十三号は、北地区海浜緑地用地を買い入れるためのものであります。  認定第二号は、平成五年度の一般会計及び各特別会計の決算について御認定願うものであります。  平成五年度においては、第三次八戸総合計画を継続的に推進することを前提とし、市民が誇りと希望を持てる「たくましい産業文化都市」づくりを目指し、特に新市民病院、新清掃工場及び史跡根城の広場について、引き続き建設を進めるとともに、総合福祉会館縄文学習館中央卸売市場花卉部等建設、フェデラル・ウェイ市との姉妹都市提携老人保健福祉計画の策定に取り組むなど、市勢発展上重要な施策を積極的に展開いたしました。  さらには、国の経済対策に呼応し、地域経済景気回復を図るため、公共事業等を積極的に推進したほか、未曾有の冷夏・冷害に際しては、被災農家救済等の対策を講じたところであります。  これらの施策の実施に当たっては、所要の財源の確保はもとより、常に最少の経費で最大の効果が得られるよう、創意工夫を凝らし、財政の健全性の確保と行政水準の向上に努めてまいりました。  その結果、財政収支において、一般会計で十億五百六十五万一千円、特別会計で七億六千六百九十一万三千円、合わせて十七億七千二百五十六万四千円の黒字決算となったものであります。  以上をもちまして、上程されました主なる議案及び決算について御説明申し上げましたが、細部につきましては、議事の進行に伴い本職及び関係職員から詳細に御説明申し上げます。  なお、ただいま御説明申し上げました議案のうち、議案第百二十九号につきましては、本日御審議くださるようお願い申し上げます。  何とぞ、全議案とも原案のとおり御議決賜りますようお願いを申し上げ、議案説明を終わります。  〔市長中里信男君降壇〕(拍手) ○議長佐々木秀男 君)この際、議題のうち議案第百二十九号人権擁護委員候補者に推薦する者につき意見を求めることについてを審議いたします。  お諮りいたします。本案は、会議規則第三十七条第二項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長佐々木秀男 君)御異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑を行います。  質疑の通告がありますので発言を許します。  大久保議員 ◆三十五番(大久保忠亥 君)議案第百二十九号について少しく質疑をいたしたいと思います。  特に個人にかかわる問題でありませんで、提案の仕方についての質問でありますから、そういうふうに御理解をいただきたいと思います。  私が言うまでもなく、人権擁護委員の重要性等々については改めて言うまでもないと思いますし、市も毎年十万円を支出をしているわけでありまして、そういう意味からも、この重要性はお互いに共通認識に立っていると思います。  そこで、まず伺いたいのですけれども、お二人のうち、私は後者の石田秀雄さんのことにかかわりますが、市長は、提案するに際して、この方とお会いになったことがあるのかどうか。私の認識では、ないように私は認識をしておりますけれども、もし面識のない方を、市長が責任を持って提案をするということになるとすれば、それは何を根拠に議会に提案をして、議会意見を求めるのか。もし意見があった場合には、果たして面識のない方に対して、理事者として的確にお答え、答弁ができるのか、その点についてまず伺いたい。 ○議長佐々木秀男 君)市長市長中里信男 君)人権擁護委員につきまして、市長が直接本人に会ったことがあるのかと、こういう内容でございました。  現在、人権擁護委員の方は、十名の方々にお願いをいたしております。このたび、八戸市分で一名増員になったところでございます。そういうことでございますので、市内各界各層から人選を進めてまいったところでございます。  その中で、法務局に御勤務されて、ことしの三月、御退任をされて、法務局の事務に精通されている方が八戸に在住をされているという情報が得られたのでございます。  そういうことでございまして、非常に人権擁護委員として適切な方なのかというような考えのもとに、担当課長に直接本人に会ってもらいました。課長の報告では、人格識見ともに大変立派な方であると、こういう報告をもらったところでございます。  そういうことで、私は、適任でございましょうと、このような判断をいたしまして、提案を申し上げたところでございます。直接はお会いしておりませんけれども、担当課長がお会いをしまして、その道に精通している、そして人格識見立派であると、こういうことを基本にいたしまして御提案を申し上げたところでございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長佐々木秀男 君)大久保議員 ◆三十五番(大久保忠亥 君)この方は、八戸市民になって半年余の方ですね。したがって、市長も御存じないのは当然だと思いますし、私ども議員仲間でも、ほとんど知らない方がほとんどではなかろうかと思うんです。  もちろん、だから不適任とかなんとかという意味では全くないんですけれども、少なくとも提案をされる市長も、所管の部長も会ったことがない方を、この権威のある議会議案として提案をするわけで、しかも提案をする側の責任、あるいはそれに同意を与える議会側にも半分の責任があるわけであります。  したがいまして、そういう意味では、ほとんど判断材料が乏しい、担当の一課長が面接をして、適任者だと判断をしたと、それだけでこういう議案として登場してくるということは、私は、いささか議案の取り扱いの問題として問題がありはしないかという感じを、実は持ったわけであります。  私ども議員も、これを責任を持って議決をする以上は、やっぱりそれなりの判断材料がなければなりません。すべての案件、そうですけれども、そういう意味からして、今回の議案の取り扱い、提案に至るまでの取り扱いについては、私はいささか、欠けるものがあったと言えば少し言い過ぎかもしらんけれども、少しく不十分さがあったのではないかという感じを、率直に言って否めないのでありますけれども、今の市長の答弁は答弁としながらも、やはり私どもは、何を判断基準にするか、経歴書はついておりますけれども、それ以上のものがありませんので、もう一度、そこのところについては、こういう提案の仕方というものは、これからもあり得ていいのかどうか、その辺について、もう一度市長から答弁を求めたいんです。 ○議長佐々木秀男 君)市長市長中里信男 君)八戸に在住して期間が短いじゃないかと、こういうお話でございますが、七戸の御出身で、八戸の法務局に三たび御勤務なすったと、こういうことでございました。そういう意味で、八戸市に在住は、今回、短いにいたしましても、過去においておられたということで、十分に八戸市の事情は御存じなものだと、このように判断をいたしたのでございます。  ただ、議員御指摘のようなことで、今後、部長あるいは市長、十二分に本人とも会って、精通した上でというお話でございますので、今後の参考にさせていただきたい、このように考えております。 ○議長佐々木秀男 君)大久保議員 ◆三十五番(大久保忠亥 君)これで終わるようにしたいと思うんですが、私は、実は、私自身の判断材料を得たいということで、きのう、私個人として御本人にお会いをしてまいりました。司法事務所を開いておられますので、それで私なりに、温厚篤実で、人権擁護委員にふさわしい方であろうという私なりの判断を持ったということは、まず申し上げておきたいと思います。  したがって、その議案の中身を言うつもりはありませんけれども、やはりここまで来るまでの議案の提案の仕方そのものについて、どうしても理解しにくい部分があるわけです。  率直に言いまして、この種案件の、いわゆる前段の、根回しという表現がいいか悪いかは別にして、そういう形が必ずあるわけで、それは否定をするものではありませんが、その時点における質問というか、この点はどうなのか、この点はどうなのかという、いわば私ども議員の質問、質疑、疑問に対して、必ずしも十分な対応、答弁がなされないまま、こうしてくる。  そして、提案するのは我々なんだし、人事案件なんだから、とにかく、まあ、フリーパスで通してくれと言わんばかりの態度そのものについては、私は極めて問題があると思っているんです。  少なくとも権威のある議案であるし、権威を持って提案をした、権威を持って議決をするという、それぞれの任務というか、責任という立場に立つならば、やはりその前段の、そういうもろもろの行動はあっていいんですが、その中で出されたいろんな意見に対しては、やはり事前の段階の中で、きちんとした答弁なりがなければ、納得しないまま、本会議場に臨めば、こういう質疑も、したくなくてもせざるを得ないと、こういうことにつながってくるわけでありますから、私はそこのところを、市長だけを言うんじゃありませんけれども、市長を補佐をする立場の人たちも含めて、この種案件は、単に議会へ出せば、フリーパスで通すのが議会の任務ではないということを確認をする意味でも、こういう問題提起をしたわけでありますし、これは、一つ間違えば、議会軽視という疑いを招きかねない経過だったと思いますから、そのことをあえて指摘をしながら、今後、この種問題についての慎重な取り扱いを特に市長に要望し、御注意を申し上げて、私の質疑を終わりたいと思います。  よろしくお願いします。
    議長佐々木秀男 君)以上で通告による質疑を終わります。  これより討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終わります。  これより議案第百二十九号を採決いたします。  本案に同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長佐々木秀男 君)御異議なしと認めます。  よって、本案は同意することに決しました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。     ───▲・▼───   教育長あいさつ ○議長佐々木秀男 君)この際、十月一日付をもって就任いたしました巻長吾教育長から発言の申し出があります、これを許します。  巻教育長  〔教育長巻長吾君登壇〕(拍手) ◎教育長(巻長吾 君)ごあいさつを申し上げます。  私は、去る九月六日、八戸市議会定例会において御同意をいただき、十月一日付をもちまして再び教育長に就任いたしました。議員各位の御同意に対しまして、厚く御礼を申し上げます。  もとより微力、非才ではございますが、教育行政の重要性を心に刻み、不抜の決意を新たに、八戸市の教育の向上発展のために、誠心誠意、努力してまいる所存でございます。  何とぞ、議員各位の御懇篤なる御指導と御鞭撻を賜りますよう、心よりお願いを申し上げまして、再任のごあいさつといたします。  〔教育長巻長吾君降壇〕(拍手)     ───▲・▼───   休会の件 ○議長佐々木秀男 君)この際、お諮りいたします。  議案調査のため、十二月二日及び五日並びに六日の三日間は休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長佐々木秀男 君)御異議なしと認めます。  よって、三日間は休会することに決しました。  次回本会議は、十二月七日午前十時に開きます。     ───▲・▼───   散 会 ○議長佐々木秀男 君)本日はこれにて散会いたします。   午前十時四十二分 散会...